太陽光パネル過積載の費用対効果を試算してみました

前々回のブログ で、太陽光パネルを240枚(63.6kW)、256枚(67.8kW)、288枚(76.3kW)の3通りで過積載した場合に、ピークカットの電力量がどの程度か計算してみました。
そこでは、思ったほど、ピークカットの量は多くない。という結論になったのですが、

では、
パネルをもっと増やしたらどうなるのか?
という興味が湧いてきました。

私が購入予定の設備では、パネル288枚がメーカー保証の上限なので、今はこれ以上の枚数で検討する必要はないのですが、興味と後学のために、やってみました。

今回は、パネルの枚数を192枚から960枚まで、電力にすると50kWから254kWまでです。
50kWを基準にしますので、最大500%の過積載になります。

計算方法は、前々回のブログと同様、NEDOのMETPV-11のデータから1年分の発電量とピークカットされる電力量を求めて、ピークカット部分を除いた年間発電量を求めました。
条件も同様に、以下の通りです。
 ・場所: 千葉県 千葉
 ・パネル方位: 真南
 ・パネル傾斜角: 10度
 ・パネル出力: 265W
 ・パネル効率: 16%
 ・パネル実面積: 1.6m×0.95m=1.52㎡
 ・パワコン効率: 95%
 ・パワコン出力: 49.5kW
ケーブル等の損失と温度特性、経年劣化は考慮していません。
また、パワコン動作前の低日射時の考慮もしていません。

計算した結果をグラフにすると、このようになりました。

過積載年間予測発電量
 
70kW位までは、ピークカットの量は少なく、それ以上の過積載になると、ピークカットの量が増えていくことが分かります。
ピークカット量は増えますが、それでもパネルを増やせば発電量も増えています。

次のグラフは、ピークカット後の発電量から20年間の売電収入を求めてグラフにしたものです。
一緒に、設備コストのグラフも入れてみました。
設備コストは、1kW当たり10万円、15万円、20万円、の3通りにしてあります。
グラフが多少ガタガタしているのは、小数点以下の丸め誤差によるものと思われます。

過積載売電収入と設備コスト
 

次のグラフは、50kW以上の過積載部分の売電収入と設備コストから、利益を求めたものです。
これで、過積載部分の費用対効果が分かることになります。
単純に、利益=20年間の売電収入-設備コスト
で計算しています。

過積載売電収入と利益
 
設備コストが20万円/kWの時は、120kW位の利益が最大になっています。
設備コストが15万円/kWの時は、170kW位の利益が最大になっています。
設備コストが10万円/kWの時は、240kW位の利益が最大になっています。

実際には、土地代など諸々の費用もかかりますので、単純にこれだけで判断できないとは思いますが、それでも過積載によって、かなり利益を増やせる可能性があると思います。
今後、設備コストが益々下がっていき、パワコンの対応も進んでいけば、200%や300%の過積載も出てくるかもしれません。

でも、200%位なら、すでにやられてるかもしれませんね。

今後が楽しみです。