発電事業者も負担が検討されている送配電網の費用、低圧太陽光は年間9万円?

発電事業者も負担すべきと議論されている送配電網の維持管理費用ですが、2020年から導入される可能性が高まっているようです。

スマートジャパン「発電事業者に系統費用の負担を義務化、再エネ電源も対象に」

この話は経済産業省の
電力・ガス取引監視等委員会
「送配電網の維持・運用費用の負担の在り方検討ワーキング・グループ」で議論されていて、
委員会の開催状況
で会議の資料が公開されています。

なかなか内容を理解するのが難しいのですが、我々太陽光発電屋にとって一番気になるのは、
実際の負担がいくらになるか?
ということだと思います。

資料をいくつか見てみると、
「送配電網の維持・運用費用の負担の在り方検討ワーキング・グループ」の
第11回の配布資料 の中の
資料3 第11回送配電網の維持・運用費用の負担の在り方検討WG事務局提出資料
の中に、発電事業者の負担水準の案が記載されていました。

発電側が負担する費用の範囲の考え方

ここには月額数10円程度/kWから月額200円程度/kWまで4つの案が出ていますが、議論の流れ的には、月額100~200円/kW程度という感じでしょうか?

まだ値段に幅がありますが、出力49.5kWの発電所では、
月額100円/kWの場合は、1ヶ月4950円、1年間59400円
月額150円/kWの場合は、1ヶ月7425円、1年間89100円
月額200円/kWの場合は、1カ月9900円、1年間118800円
です。

とりあえず中間で考えると、年間9万円程度の支払いが発生することになります。
20年間では180万円です。

FITの買取価格が低くなって、相対的に発電所の維持費が増加傾向にある中で、この負担はそれなりに影響があると思います。

また、既存のFITの発電所の負担も気になります。

FITの価格を決める上でこのような送配電費用は一切考慮されていないと思われるので、後から追加するのは反則だと思うのですが、「調整措置」などという言葉を用いて、既存のFITの発電所も負担する方向で検討しているようです。

利益が少ない発電所では無視できない金額かもしれないので、要注意だと思います。