FIT終了後の自家消費に廃車EVを使うアイデア

FITが終了する住宅用太陽光は1年後に出てきますが、まともに自家消費するための蓄電システムがなかなか出てきません。
まだまだコストと蓄電容量が不十分だと思います。
そんな中で少し気になるのが、ニチコンが今年の9月に発表したV2Hシステムです。

ニチコン 系統連系型EVパワーステーション
ニュースリリース

ニチコンは以前からV2H(Vehicle to Home)のシステムを販売していましたが、これは太陽光と系統とEVの連系がシームレスにできるようになっています。

EVPowerStation1.jpg
(引用元:系統連系型EVパワーステーション

それに何といっても、希望小売価格が39万8千円(税別・工事費別)というかなり抑えた価格になっています。
EVを持っていれば、EVの大容量蓄電池を活用して、比較的リーズナブルに自家消費のシステムが出来上がると思います。
現行のリーフなら40kWhの容量があるので、一般的な住宅用太陽光の1日分程度の発電量なら十分に蓄電することができる容量です。

ただし、V2Hの課題として当然ですが、車を使っている時は、家では充電も放電もできません。
また、蓄電した電気を家で使ってしまい、いざ車を使おうとした時に充電不足になっている可能性もあります。
V2Hを使う時は、このような課題に注意しながら使う必要があると思います。

そこで、安い中古EVを買って、V2H専用にしてしまおうというアイデアがあります。
例えば、日産のリーフの場合、6~7年前のものなら50万円程度で購入できます。

リーフ中古車価格
(引用元:カーセンサー

V2H専用なので、自動車税がかからないように廃車にしてしまいます。
ただし、いざという時に仮ナンバーで走れるようにはしておいた方がいいかもしれません。

50万円のリーフとニチコンのV2Hシステムを合わせれば、工事費込で100万円程度で、蓄電容量24kWhの自家消費システムができそうです。
リーフのバッテリーが多少劣化して20kWh位になっていたとしても、一般的な住宅用太陽光の1日分の電力をほぼ蓄電できる容量があると思います。
1日の消費電力量が10kWh程度なら、晴れの日1日で2日分の電力を賄うことができます。
雨や曇りの日が連続しなければ、電気代をほぼ0にできるかもしれません。

この廃車EVでV2Hというアイデア、車1台分のスペースが必要なので都会ではちょっと難しいかもしれません。
そのうち、EVからバッテリーと充放電に必要な部分だけ取り外すサービスとか、出てくるでしょうか?
でも、取り外したら取り外したで、置き場所に悩むかもしれませんが。