イオンがやろうとしている電力とWAONポイントの交換サービスは上手くいくか?

イオンと関西電力はFIT終了太陽光の電力をターゲットに、電力をWAONポイントに交換するサービスをやろうとしているようです。

日本経済新聞イブニングニュース(2018/11/8)
家庭の太陽光、買い物ポイントに イオンと関電

イオンと関電電力ポイント交換
 

図を見ても何となく分かりにくい感じがするのですが、このサービスはこんな感じだと思います。

1.このサービスを受ける人はあらかじめ登録しておく
2.関西電力からスマホに「放電の要請」が来る
3.「放電の要請」に従って、EVでイオンの店舗に行く
4.イオンの店舗でEVに充電されている電力を放電する
5.放電量に応じてWAONポイントをもらう

スマホで要請するとか、EVでイオンに行くとか、ずいぶん面倒なサービスだと思うのですが、おそらく苦肉の策でこうなっているのではないでしょうか。

記事にはVPPとか需給調整といった言葉が出てくるので、関電がやりたいのは「VPPによる需給調整」だと思います。
つまり、「電力需要が高まりそうな時間帯にEVから放電してもらう」ということだと思います。

本来であれば、「ネットワーク経由で制御可能なEVの充放電器」を使ってVPPを構築すれば、スマホで要請するとか、わざわざEVでイオンに行って放電するといった手間はないはずですが、まずは、コストや時間をかけずに実験的にやろうとしているのだと思います。

それにしても、こんな面倒な仕組みで上手くいくでしょうか。
スマホで届く放電の要請の内容が気になりますが、放電が夕方の数時間とかに限定されてしまうと、結構使いにくくなってしまうと思います。
それに、電力需要が高まる時間は、家庭でも電気を使う時だと思うので、イオンでポイントにするより家で使った方が経済的な気がします。
EVで出かける予定がない時に、家で使いきれない分だけ、イオンでポイントにするといった使い方が合理的かもしれません。

なかなか課題が多そうですが、このようなサービスが出てくることはいいことだと思います。
イオンの利用者の一人として、今後より良いサービスになっていくことを期待しています。