東京電力が再エネの安売りを始めた

いずれやるだろうとは思っていましたが、東京電力が始めたようです。

日経イブニングニュース (2018/11/16)
東電、再生エネ余剰時に割安供給 夜間電力より安く

東京電力ホールディングス(HD)は太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量が余る時に、売電先の工場に対し割安に電気を供給する仕組みを導入した。まずAGC(旧旭硝子)など3社と契約し、電力余剰時に素材の増産を要請し電力消費を促す。電力の需給バランスを調整する新たな手法として、再生エネの有効活用につなげる。

夜間電力より安くするということですが、東電の特別高圧季節別時間帯別電力B で140kV供給の場合は、昼間料金が15~16円/kWh、夜間料金が11.94円/kWhなので、現状の昼間料金より3~4円以上安くなるということでしょうか。

おそらく今は実験的に始めた段階だと思いますが、再エネが多いからと言って、単純に安くするだけだと採算が問題になりそうな気がします。
将来的には、朝と夕方は割高にするとか、もっと細かい料金設定が行われるのでしょうか。

この電気を割安に供給する仕組みは、エナジープール という会社のデマンドレスポンスの仕組みを流用しているようです。
デマンドレスポンスは元々、需要のピークカットのために始まったように思いますが、再エネが増えて、需要を増やすためにも用いられるようになったということになります。

EnergyPool.jpg
エナジープール

このデマンド(需要)の制御は、今後ますます重要になりそうな気がします。
家庭でも、オール電化の家の風呂を沸かすとか、EVの充電をするとか、効果的な需要がありそうです。

それにしても、気になるのは、再エネがどんどん安くなってしまいそうな事です。
発電コストが下がって安くなるのはいいと思うのですが、需要と供給の関係で安くなってしまうと、事業としては厳しくなってしまいます。
だからといって、再エネの供給を減らす出力制御のような方法は大反対ですが。

やはり、根本的な解決策は蓄電池ということでしょうか。