売電価格14円/kWhでどれだけ儲かるのか?

2019年度のFITの事業用太陽光の買取価格は14円/kWhになるらしいですが、この14円/kWhを想定した土地付き太陽光の物件をちらほら見かけるようになってきました。

さすがにここまで安くなってくると、低圧(50kW未満)では事業として成り立たたせるのはかなり難しそうな気もするのですが、実際どんな感じになるのか、ちょっと試算してみました。

今回参考にしたのは、某販売サイトに掲載されている、このような物件です。

パネル容量=約100kW
年間想定発電量=約11万kWh
年間想定売電収入=約154万円(税別)
販売価格=約1700万円(土地代込、税別)
想定表面利回り=約9%

これらの数字を見てちょっと思ったのは、
14円は18円の22%ダウンだから、販売価格を変えずに発電量を22%増やすという作戦ではないか?
ということです。
以前、同じ会社で、18円で年間発電量9万kWh位の物件が同じような値段で販売されていました。
9万kWhを22%増やすと、ちょうど11万kWhです。

とはいえ、
18円×9万kWh=162万円
14円×11万kWh=154万円
なので、8万円の差があります。
20年だと160万円違います。
大きいです。

この物件を購入した場合、年間の維持費を含めてどの程度の利益が出るのか、ざっと試算してみると、このようになりました。

14円収支試算1

14円収支試算2
 
まずは、全額自己資金で購入する前提にしています。
また、設備の点検や雑草対策、遠隔監視などは自分でDIYします。
通信は格安SIM、購入する電気の契約は従量電灯Aです。

とりあえずの試算ですが、20年間でざっと520万円の利益が出る計算です。
年平均では26万円です。

実際にはここから所得税や法人税などの税金がかかる場合があるのと、廃棄費用の積み立てもありますが、とりあえず全額自己資金の場合は、利益が出そうな感じがします。

ローンを使う場合は、金利の支払いを考えると、このままでは赤字になるかもしれません。
超低金利で借り入れができるとか、自己資金をかなり入れられるとかであればいいですが。

14円/kWhでローンを使う場合は、「土地付き太陽光」の分譲物件はあきらめて、自分で安い土地を探して地元の施工会社に安く発注するとか、初期費用を大幅に減らす必要がありそうです。

今後、分譲会社も多少利益を削って、ローンが組める物件を出してくるとは思いますが、あまり維持費を考慮していない可能性もあるので、十分注意が必要だと思います。

いずれにせよ、14円/kWhの物件は、より慎重な見極めが必要なのは間違いなさそうです。