太陽光パネル過積載のあまり知られていないデメリット

太陽光パネルを「過積載」した時のデメリットとして、一般的には、ピークカット分が無駄になるとか、広い土地が必要になるとか、パワコンの選択肢が限られるとか言われてきましたが、それらは今はほとんど問題にならなくなっていると思います。
だからこそ、今や過積載が当たり前の時代なのだと思うのですが・・・

ちょっと最近気付いたのは、それらとは別の過積載のデメリットです。

これは前回のブログで出した発電電力のグラフですが、

発電電力曲線20200121
 
ちょっと見にくいですが、ピーク付近の赤の横線がパワコンの定格出力のラインです。
これだけ見ると、日射量が最大になる正午前後にちゃんと定格出力が出ているので、問題ないようにも見えるのですが、もしかしたら、本当はこうかもしれません。

発電電力曲線20190121
 
これはちょうと1年前のグラフですが、11時前から定格出力になっています。
去年は11時前から2時間以上安定して定格出力以上出ているのに、今年は正午前後に定格を超えていますが、不安定です。

この違いの原因は、日射量の違いかもしれませんが、設備か系統に何らかの問題があるからかもしれません。

パネルが過積載でなければ、快晴で太陽高度が十分ある日に定格出力が出ていない場合は、設備か系統に何らかの不具合があると断定できると思いますが、過積載で定格出力が出ていると、設備や系統に不具合があるのかないのか、設備を詳細に調べない限り、よく分かりません。

これ、過積載のあまり知られていないデメリットだと思います。

このデメリット、実は施工業者やメンテ業者にとっては都合のいいデメリットかもしれません。
何となく発電量が少ない気がしても、
「定格出力が出ているから、問題ないですよ」
と言ってごまかせてしまいます。

過積載の場合は、一見問題がなさそうに見えても、密かに出力の低下が起きている可能性がありそうです。
それを10年、20年と放置してしまうと、莫大な損失になってしまいます。
何か、対策を考えた方がよさそうな気がします。