新型コロナワクチン、厚生労働省の情報操作チラシ

すでにSNS等で多くの人が指摘をしていますが、厚労省の心筋炎・心膜炎のチラシについてです。


厚生労働省

問題なのは、この比較のグラフです。


 
このグラフは、人口100万人あたりの心筋炎・心膜炎の発症数を、ワクチンを接種した場合と、新型コロナに感染した場合で比較しています。

まず、比較しているデータの年齢が違います。
新型コロナにかかった場合の国内にだけ、30代が含まれています。
30代の影響が良く分からないので、比較対象として不適切だと思います。

そして、もっと問題なのが、新型コロナにかかった場合のデータの出し方です。

グラフの元データは、厚生科学審議会のこの資料だと思います。


第70回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会 資料1-1-1 副反応疑い報告の状況について

新型コロナに感染した場合の心筋炎等の発症数(上図のEとF)については、以下のページに説明があります。



第70回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会 資料1-1-1 副反応疑い報告の状況について

心筋炎の発症数を、ワクチンを接種した場合と接種しないで新型コロナに感染した場合で比較するのであれば、新型コロナに感染する確率も考慮する必要があるはずですが、厚労省はそれを全く無視しています。

厚労省は新型コロナに感染した人(国内は感染して入院した人)を分母にして100万人あたりの発症数を計算しているので、新型コロナの感染率が100%(国内は入院率も100%)の場合の発症数を出していることになります。

日本国内の10~30代の男性が約1年間に新型コロナに感染する確率は、大体1%前後です。


人口データ:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2.html
陽性者数:https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000785178.pdf

新型コロナに感染して入院する確率は、1%よりさらに小さいはずです。

つまり、チラシの右側のグラフは、本来比較すべき発症数の100倍以上大きいことになります。


 
右側のグラフを100分の1にしたら、モデルナ接種後の心筋炎の発症数の方がかなり多くなります。
ファイザーは微妙です。

これは明らかな情報操作だと思います。

正しく比較すると、今まで言ってきた、
「リスクよりメリットの方が大きい」
ということがウソだとバレてしまうから、こんな情報操作をしたのかもしれません。

厚労省はこんな事までしても、若者にワクチンを打たせたいのでしょうか。

騙されないようにしたいものです。