ワクチンパスポート導入の本当の目的は何だ?(その6)

前回のブログ
ワクチンパスポート導入の本当の目的は何だ?(その5)
の続きです。

デジタル管理・監視社会に向けての準備が着々と進められているようです。

PR TIMES(2021/11/12)
国内初、ワクチンパスポート連携AI顔認証端末 Face Four Passをリリース

ダイワ通信株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役:岩本秀成)は、デジタルワクチンパスポート(新型コロナウイルスのワクチン接種証明書や中和抗体検査結果をQRコードやバーコードで表示したもの)を読み取り、本人顔認証を行うシステム「Face Four Pass(フェイスフォーパス)」を2021年11月12日にリリースしました。

1.デジタルワクチンパスポート 読み取り
QRコードやバーコードなどで発行されたデジタルワクチンパスポートを端末にかざすことで、確認結果をリアルタイムで音声通知します。
2.温度測定・マスク着用判定
端末に顔をかざすことで、温度測定とマスク着用の有無を判定します。マスク未着用の方には、音声アナウンスでマスク着用を促します。従業員やスタッフの“声掛け”の負担を軽減します。
3.防犯カメラ機能
ライブビュー機能を備えているため、専用アプリケーションを通じて遠隔モニタリングも可能です。


 
これがあれば、忙しい飲食店でも容易にワクチン未接種者の入店を阻止することができます。
この端末は飲食店以外にも、商業施設、競技場、病院、駅、空港など、様々な場所に設置されることが想定されているようです。
ワクチンを打っていない人は、そのような差別的な場所には近づかない方がよさそうです。

電車の改札でも顔認証の実験が行われているようです。

Impress Watch (2021/10/1)
JR東海、顔認証で改札を通過する実証実験。品川・名古屋新幹線駅で

JR東海は、顔認証技術を使った改札機通過の実証実験を11月12日から2022年1月19日まで行なう。東海道新幹線品川駅及び、名古屋駅の一部改札で、JR東海の社員を対象として行なわれる。


 
おそらくこれは犯罪抑止とかキセル対策が本来の目的だと思いますが、やろうと思えば、ワクチンパスポートと連携させることも可能だと思います。
ワクチン未接種者がホームや電車内に紛れ込むことを防止し、自由に行動することを制限することも可能になると思われます。

銀行のATMでも準備が進められています。

MONEYzine (2019/9/16)
セブン銀行、顔認証・AIを導入したATMを開発、2024年度までに全機入れ替え

セブン銀行とNECは、顔認証技術を搭載した次世代ATMを開発。9月から順次導入し、入れ替えを行う。次世代ATMは2020年夏までに都内に設置し、2024年度までに全ATMを入替設置する予定だ。
ATMに搭載されたカメラ、スキャナーを用いて、顔と本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)を撮影することで、本人確認の一連の手続きが可能となる。


 
おそらくこれは詐欺やマネーロンダリングの対策が本来の目的だと思いますが、やろうと思えば、ワクチンを打った人かどうかを識別することも可能だと思われます。
ワクチン未接種者にはATMを使わせないようにして、困窮状態にすることも可能と思われます。

ちなみにインドでは次のような話があったようです。

INDToday(2021/10/26)
No Ration And Pension For Unvaccinated People: Srinivasa Rao

ワクチン未接種の人々のための配給と年金はありません:Srinivasa Rao
テランガーナ州公衆衛生局のGSrinivas Rao博士は火曜日に、COVID-19ワクチンの2回目の接種を受けていない人々には配給と年金は提供されないと述べた。

テランガーナ州の感染状況はこんな感じで、かなり落ち着いていると思われます。



Google
 
感染がここまで落ち着いているにもかかわらず、なぜ公衆衛生局はそんな脅迫まがいの発言をしたのでしょう?

おそらく、これが政府の本音ではないでしょうか。
「政府の言う通りにしなかったら、もう生きていけないぞ!」
ということだと思います。

これは、程度の差はあっても、今世界中で進行している事態だと思います。
ワクチンの接種が進んでも感染が拡大しているにも関わらず、ワクチンパスポートの導入を進めて、未接種者の行動を制限し、仕事もできなくする。
そして国民をワクチン接種者と未接種者に分断し、分割統治(分断統治)によってさらに政府の統制力を強める。

日本の場合も、顔認証やマイナンバーの開発・導入状況を考えると、政府の統制強化の動きはコロナ以前からあったと思われますが、コロナを利用して一気に加速させているように見えます。

デジタル管理・監視社会に向けての準備が着々と進んでいるようです。

マイナンバーと顔認証で広がるデジタル管理社会・デジタル監視社会
 

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