新型コロナ、オミクロン株はすでに世界中に拡散している可能性

オランダ以外でも調べたら出てくるのではないでしょうか。

BBC NEWS (2021/12/1)
オミクロン変異株、南アの報告前にオランダで存在

オランダの保健当局は11月30日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株について、これまで考えられていたより早く同国内に存在していたことがわかったと発表した。
オランダの国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、同国で11月19~23日に採取された検査サンプル2個でオミクロン株が検出された。特別なPCR検査で、スパイクたんぱく質に異常が見られたという。
これは、南アフリカが最初のオミクロン株を報告した同24日より前に、オランダにオミクロン株が存在していたことを示している。検査を受けた人がアフリカ南部を訪れていたのかは不明。

Our World in Dataのグラフでは、オランダは100%デルタ株になっています。


Our World in Data

オランダは、今まで100%デルタ株だと思っていたら、実はオミクロン株が混ざっていた。
ということだと思います。

他の国でも調べたら同じことがあるのではないでしょうか。

気になったのは、デルタ株のPCR検査です。

一例として、タカラバイオのPCR試薬はこのようになっています。


タカラバイオ 新型コロナウイルス変異型検出用試薬ラインナップ

デルタ株の試薬はT478Kの変異を検出するようになっていますが、この変異はオミクロン株にも存在します。


国立感染症研究所 SARS-CoV-2 B.1.1.529系統の概要

タカラバイオのPCR試薬を使った場合、デルタ株もオミクロン株も、どっちもデルタ株として検出してしまうのではないでしょうか?

ロシュの試薬 はP681RとE484Qを検出するものがあるようですが、これはどうなのでしょう?

おそらくどの国も、変異株の検査は、ほとんどをPCRなどの簡易方式で行っていると思われるので、デルタ株の中にオミクロン株が混ざっていたという可能性があるのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、いまさら大騒ぎしてもしょうがないかもしれません。

 
メディアでは、オミクロン株にワクチンが効くとか効かないとか騒いでいますが、イスラエルでは3回接種済みの人の感染が確認されたそうです。

朝日新聞(2021/12/1)
オミクロン株、ワクチン3回接種の医師2人感染 イスラエル

中東イスラエルで11月30日、医師2人が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染していたことがわかった。
2人は新型コロナのファイザー製ワクチンを3回接種済みだったという。
イスラエルでは、これまでオミクロン株の感染が2人確認されており、感染者は計4人となった。

いい加減、マスコミはワクチンの感染予防効果を言うのはやめた方がいいと思うのですが。
ワクチンを打てば安心だと勘違いする人を増やすだけです。
むしろ、「感染予防効果はない」とはっきり言うべきだと思います。
未練がましく「感染予防も期待できる」と言っている専門家も少なくないですが。

既存ワクチンの重症化予防効果もまだ何とも言えないと思います。
スパイクタンパク質の変異が32箇所もあるオミクロン株に対して、細胞性免疫の有効性はどうなのでしょう?
テレビに良く出てくる某専門家は、「多分、効果はあると思う」なんていい加減な事を言っていましたが・・

某コメンテーターは、
「3回目の接種をもっと早くしろー!」
と大声を張り上げていましたが、まるでワクチン中毒のようです。

3回目の接種を2回目の4カ月後とか3カ月後とか、どんどん早めようとしている国があるようですが、旧型ワクチンの在庫一掃セールでしょうか?

オミクロン株でますます盛り上がる「ワクチン打て打てキャンペーン」
ますます違和感を感じます・・