新型コロナワクチンはロットによって当たり外れがあるということか?

前回のブログ
新型コロナワクチン、ロット番号によって副反応の発生頻度が違う?
の続編です。

厚生科学審議会の資料にロット番号別の死亡とアナフィラキシーの報告数が掲載されていました。


厚生科学審議会資料(R3/4/23)
製造販売業者からの副反応疑い報告について

これで日本に入ってきた最初の2つのロットの報告数が極端に多いことが明確になりました。

アナフィラキシーの発生頻度はこうです。

EP2163が100万分の236
EP9605が100万分の299
ER2659が100万分の22
ER9480が100万分の3

ロットによる差が極端だと思います。

しかもほとんどが1回目の接種後に発生しています。


新型コロナワクチンの副反応疑い報告(R3/4/23) を元に集計

頭痛や発熱などの副反応は2回目の接種後がひどいと言われていますが、アナフィラキシーの副反応は1回目の接種でも起こるようです。

 
ちなみに、欧米のアナフィラキシーの報告はこのようになっています。


厚生科学審議会資料(R3/4/23)
副反応疑い報告の状況について

報告条件の違いなのか数字にバラつきがありますが、100万回に10~20件程度が相場という感じでしょうか。

 
やはり日本の最初の2つのロット(EP2163とEP9605)のアナフィラキシーの報告数は多過ぎる気がします。

非常に短い期間で開発して大増産を行っているmRNAワクチンなので、まだ品質が安定していないのでしょうか?

ここまでロットによって当り外れがあるとしたら、治験の信頼性も怪しくなってきます。

ファイザーはロットによるバラつきの原因を調べて公表すべきだと思います。