莫大な税金が無駄金に・・ワクチン大量廃棄問題

とにかく、今は、調査しないそうです。

日本維新の会のやながせ裕文議員の質問に対する厚労省の答弁です。


 

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やながせ議員:
「厚生労働省として、今どれくらいの廃棄状況になっているのか、廃棄見込み等について、教えていただければと思います。」

厚生労働省:
「新型コロナワクチンにつきまして、有効期限をむかえて廃棄された事例があることは承知しておりますが、全国におけるその数については、調査を行っていないため、現在把握しておりません。」
「廃棄数の調査については、現在、自治体や接種現場における負担等を考えまして、現時点では調査を行うことを考えていないところでございます。」

やながせ議員:
「厚生労働省に重ねて申し上げたいのですが、廃棄量について、しっかり報告を上げていただきたいと思うのですが、その点いかがでしょうか。」

厚生労働省:
「現時点では、調査を行うことは考えていないところでございます。」

 
やながせ議員にはもうひと突っ込みしてほしかった・・
「参議院選挙が終わったら調査するのですか?」
と。

それに、先日のブログ でも指摘しましたが、VRSのデータを集計するだけでもある程度の廃棄数が分かるはずです。

まあ、とにかく、今は、調査しない(できない)のでしょう。

 
現在、厚労省が公表しているワクチンの供給数 は、このようになっています。


 
2022/6/13の週までに全国に配送されたワクチンの数は、職域接種分を除いて、約3億1300万回分です。
また、6/20以降に予定されている配送数が、約4840万回分あります。

それに対して、首相官邸のサイト によると、2022/6/17時点の接種回数はこのようになっています。


 
全国に配送されたワクチンの数から接種回数を引くと、職域接種分を除いて、約5360万回分です。
現在、全国で在庫になっている分と、廃棄された分の合計が、約5360万回分ということになります。

さらに、今後配送する分を合わせると、
5360万回分+4840万回分=1億200万回分
です。

仮に、すでに200万回分を廃棄したとすると、あと1億回分残っていることになります。

直近の接種実績は、1週間で100万回を切っています。


 
ないとは思いますが、仮に今後週100万回接種し続けたとしても、1億回接種するのに100週間かかります。
ワクチンの使用期限が全部あと1年だとすると、半分は廃棄することになります。
ワクチン1回分の値段が2000円なら、5000万回分で1000億円です。

政府はワクチンメーカーと全部で8億8200万回分の契約をしているそうなので、まだ配送の予定が決まっていない分が5億回分あることになります。

厚労省は直ちに状況を公表して、早急に契約を見直すと同時に、使用見込みのない分をどうするか、検討すべきだと思います。

このままでは莫大な税金が無駄金になりそうです・・