ドコモのhome5Gはフレッツ光の代わりになるか?
ようやくドコモもホームルーターを出してきましたが、通信の実性能が気になります。
ITmedia Mobile (2021/5/22)
ドコモが固定代替サービス「home 5G」を始める狙い 他社サービスとの違いは?
コロナ禍で家中での通信環境に注目が集まる中、ドコモは5Gを使った新たなサービスの提供を開始する。「home 5G」がそれだ。同サービスは、固定回線の代替としてモバイル回線を使う仕組みで、ホームルーターの「home 5G HR01」も用意。サービス開始は8月下旬を予定する。
料金は、フレッツ光の戸建てとマンションのちょうど間位を狙っている感じです。
このhome5Gで一番気になるのは、フレッツ光の代わりになるか? という点です。
フレッツ光をhome5Gに置き換えると、
・料金が安くなる(戸建ての場合)
・引き込み工事が不要(断線事故もない)
・ルーター設置場所の自由度が高い
・VDSLの場合は速度向上が期待できる
といったメリットがあると思います。
(以前、自宅でフレッツとは全く関係ない工事で、業者が間違って光ケーブルを切断してしまって大変でした・・)
重要なのは、実際の通信速度と安定性がどうかだと思いますが、このような記載があります。
データ利用料が特に多い・・
大量のデータ通信・・
長時間接続・・
こんな曖昧な書き方だと良く分からないですが・・
もっと具体的な目安を書いてほしいです。
home5Gルーターの無料貸し出しとかあれば、試してみたいです。
ちなみに、ホームルーターは他社でもありますが、
SoftBank air・・実速度が遅い(特に上り)
UQ WiMAX・・通信量が多いと速度制限あり
といった具合で、大容量のデータを頻繁にやり取りする必要がある人にはちょっと厳しいです。
ドコモのhome5Gに先駆けてauも5Gのホームルータープランを始めますが、これも3日間15GBの制限があります。
リモートワークの増加もあって、ホームルーターの需要が増えているようですが、今後各社が固定回線の5G化に力を入れてきそうな気がします。
そうなると有利なのは、自前の光回線を持っているドコモ(NTTの子会社)とau(KDDI)ではないでしょうか。
さらに、ドコモは「なんちゃって5G」ではなく、本物の5Gを粛々と導入しています。
(参考)産経新聞(2020/8/25)
「なんちゃって5G」にドコモ慎重 速度かエリアか、対応割れる
KDDIとソフトバンクは、既存の4G基地局を5Gに転用して通信エリアを拡大する方針だが、ドコモは25日、5G特有の品質を重視し、時間をかけても専用基地局を整備する方針を明らかにした。
今後5Gのホームルーターが増えてくると、「なんちゃって5G」では厳しくなりそうです。
ドコモが本気でやれば、固定回線の5G化もかなり進むような気がします。
NTT的にはドコモが完全子会社になったので、フレッツのユーザーが減ってもトータルでメリットがありそうです。
ドコモの5Gのエリアは2021/10末でこんな感じなので、まだしばらく時間はかかりそうですが、
いずれ5Gが固定回線を淘汰していくのではないでしょうか。
またドコモ独り勝ちかもしれません・・