新型コロナ、東京は大丈夫か？
新型コロナの感染爆発が世界各地で発生していますが、東京も結構心配な気がします。
大阪と兵庫は感染爆発の可能性のニュースがありました。
時事ドットコムニュース(2020/3/20)
大阪・兵庫「患者３３００人に」 厚労省試算、府が公開―新型コロナ
大阪府は２０日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、厚生労働省が府と兵庫県に提案した緊急対策案の文書を公開した。文書で同省は「（両府県の）全域で見えないクラスター連鎖が増加しつつあり、感染の急激な増加が始まっていると考えられる」と現状分析し、２８日から４月３日までの間に、両府県の患者数が３３７４人、うち重篤者は２２７人に達するとの試算を示した。
これは厚労省の非公開文書を大阪府が公開したものですが、同様の患者数予測は他の都道府県にも出されている可能性が十分ありそうです。
特に気になるのが東京です。
東京都は北海道、愛知に次ぐ新型コロナの患者多発地域にも関わらず(2020/3/20時点)、あまり積極的な情報発信がありません。
オリンピックを気にして何も言えないのでしょうか。
以下は東京都が公開している新型コロナの感染動向です。
陽性患者数が加速を始めています。
検査実施件数は増えていません。むしろ減少傾向です。
コールセンターの相談件数は日々増えているにも関わらずです。
上のデータは医療機関が保険適用で行った検査は含まれていないということですが、陽性患者数との関係はどうなのでしょう？
もし比較できないデータを並べて表示しているとしたら、早急に修正してほしいです。
いずれにせよ、上のグラフを見る限り、東京都の患者数はかなり危険な状態かもしれません。
東京都の危険性は、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が出した資料にも出ています。
感染源不明の感染者数のデータです。
東京は増加かつ突出しています。
東京の市中感染リスクは日々高まっていると思われます。
しかも検査実施人数は1848人(2020/3/18時点)で、東京の人口1400万人に対してわずか0.013%しかやっていないようです。
大阪も感染源不明の感染者が増加傾向ですが、大阪府の吉村知事は危機感を持って積極的に情報発信しています。
それに対して、東京は危機感が伝わってきません。
危機感を煽りそうな事はなるべく出さない方針なのかもしれませんが、はたしてそれでいいのでしょうか・・
